SSブログ

漫画『キングダム』に見る中国の疑問

原泰久の大人気漫画『キングダム』
私も好きでネットカフェで現行の全巻読んだ

中国の春秋戦国時代後半が舞台である
始皇帝・政と李信と思われる少年のサクセスストーリーである

秦の始皇帝が中国全土を初めて統一するのだが
彼の秦王即位からが描かれている

非常に面白い漫画であるが
冷静に考えるといくつかの疑問点がある

漫画自体は脚色したものであるから理解できるのであるが
問題は中国に残る文献である

中国とは基本的に華北のことを指す
現在の中国はモンゴルでもベトナムでも中国だと言い張るが笑止

華北の奪い合いこそが中国の歴史である
秦以前の国を見ても華北を中心に形成されている

そこで始皇帝と呼ばれる由縁であるのは
華北のみならず華東 - 中南 - 西南 - 東北 - 西北すべてを統一したからである

とは言えである
現在の中国国土に比べると5割から6割の地域である

モンゴル・チベット・ウイグルなどは
歴史の中で一時的に侵略したに過ぎない

また中南と西南も一部のみの支配である
現在の中国の主張がいかに醜く強欲であるかが解る

とは言え始皇帝が始皇帝たる由縁はもう一つ
自らが唯一の王・皇帝になったことである

日本で言えば徳川家康である
所領を与える権限を完全に把握した統治者であった

武田信玄や上杉謙信の時代は違った
あくまで豪族の寄せ集めで武田軍・上杉軍を形成していたのである

この違いは非常に多きい
現在の中国のように共和国でなく一国家が統一したのだ

ではどこに疑問があるかと言うと
秦の始皇帝が全国統一したのが紀元前221年である

その後『項羽と劉邦』で有名な楚漢戦争
劉邦が勝利し前漢を建てたのが紀元前206年

そして後漢の衰退からさらに有名な『三国志』時代である
184年に黄巾の乱が蜂起し229年までに3国の皇帝が立った

始皇帝の統一から魏・呉・蜀の3国時代まででも450年の間がある
現在から言えば1800年近く前の大昔の長い間である

ちなみに日本の歴史で学ぶ遣隋使や遣唐使の隋や唐はまだまだ先で
隋が300年後の581年建国で唐が618年建国である

神武天皇即位が紀元前660年とされているが
聖徳太子が574年の御出生であるとされている

そんな時代にこのような進んだ文化・文明があったのであろうか
島国である日本が遅れていることは理解できるが疑問が生じる

またヨーロッパはどうかというと
都市国家王政ローマは紀元前8世紀ごろからと言うが

かの有名なローマ帝国は紀元前27年の建国である
あのカサエルが殺されたのが紀元前44年でもある

これから考えると
ローマ帝国の200年も前からこのような文明があったとは言い難い

基本的な歴史推移は信じたとしても
後世の中国人による大幅な脚色がされているものと考えざるえない

物語として成り立っている『三国志演義』なら理解できるが
史実としての文献であるならばやはり疑問が付きまとう

北宋の末期1100年くらいの時代を元に描かれた『水滸伝』
これは物語ではあるがこの時代で水滸伝であることを考えてもおかしい

1000年以上の年月が経っているにしては文化・文明が進んでいない
あきらかに後世に発明したであろうものが出てくる

函谷関ですら疑われる
あの時代に60mもの高さのものが建造できたのか

紀元前に建造できたとなれば
もっと発達した文明が築けていなければおかしくないか

ここに中国人の醜さを感じ得ない
眠れる獅子と恐れられたが実際は眠ったネコだった日清戦争

自らを誇張し優秀な民族と体裁だけを気にする
中身がなく個人の欲にしか走らない

こう考えればすべてがうまく繋がる
現在の中国が何故こうなのかを
nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 1

Discount cialis

沒有醫生的處方
i recommend cialis generico http://cialisvipsale.com/ Viagra or cialis
by Discount cialis (2018-04-14 12:46) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。